構造の知識
構造とは、一般的にはいわゆる主要構造部のことをさします。ただし、ここでは断熱などの性能維持に関することは別途扱うこととし、基礎や柱など構造耐力上主要な部分についての知識としています。
住宅で言う「構造」とは

最初に、住宅で言う「構造」とは何かを考えてみます。
辞書で引くと、「全体を形づくっている種々の材料による各部分の組み合わせ。」(引用:goo辞書)ということのようです。つまり、基礎、柱、梁などの、外力に耐える骨組みのことになります。
大きな地震や大きな台風に耐えたり、その耐える状況が長く続く耐久性を持っていると、「良い構造」ということになります。
強い工法は強い建物とは限らない

強い工法で建てると強い建物になるという、大きな勘違いがあります。
弱い工法で強い建物を建てることもできますし、強い工法で弱い建物を建てることもできます。
ただし、弱い工法で強い建物を建てようと思うと、壁が少々多くなります。強い工法なら、壁が少ないオープンな空間でも強い建物を建てることができます。度が過ぎれば、弱い建物になります。
ローコストを目指す建物構造

そんなに強い建物でなくても良いと思えば、強い工法で作れば、ずいぶん部材を減らせます。
ローコスト住宅に、おおむねそこそこ強い工法が使われているのはこのためです。
ただし、耐久性とローコストの両立は、いまだに難しいことの一つになっています。
ホームセンターで売られているカラーボックスなど、あんなに薄い面材を貼り合わせただけでも、使用に十分耐える強度を持っています。しかし、耐久性となると、ちょっと屋外に出しただけでも、あっという間に劣化してしまいます。