業者選びのこと

請負契約である注文住宅においては、業者選びはとてもむつかしい問題です。何か商品を購入する売買契約においては、極論を言ってしまえば、商品さえよければ購入業者はそれほど問われません。しかし、注文住宅ではどんな商品になるかを含めて、業者次第ということになります。

◇「良い」工務店は見つからない

◇ハウスメーカーと萩森建設の違い

会社の規模がもたらすもの

◇設計事務所と工務店

設計事務所と萩森建設(工務店)の違い

特徴比較

雑誌やホームページでも、設計事務所と工務店の特徴の違いなどが書かれていたりしますが、なかなか言葉で説明するのはとても難しいものです。
しかし、設計事務所からの依頼案件と自社設計案件のどちらも施工している経験から、両者の違いを比較してみたいと思います。
0か1かで割り切れるわけではないので、あくまで、イメージのとらえ方ということでご理解ください。
設計事務所
工務店
・クリエイター
・創造力
・全体最適
・数値に表せない快適
・直しながらでも住み続けたい家
・補修の発生確率は高め
・設計士が主体、建築主がアドバイザー
・建築主による作品の変化は少ない
・建築費は内容が同じなら同等
・打ち合わせ開始から入居まで12ヶ月以上
・ルノーカングー(1.6L 223万円)
・快適な自然の中の生演奏
・想像を超えて...。
・コーディネーター
・経験
・部分最適
・数値に表しやすい快適
・直すところが多ければ建て替えたい家
・補修の発生確率は少なめ
・建築主が主体、設計担当がアドバイザー
・建築主の情熱が作品を左右する
・建築費は内容が同じなら同等
・打ち合わせ開始から入居まで6ヶ月以上
・カローラフィールダー(1.8L 210万円)
・快適な部屋でのオーディオ
・想像通りに...。

適性チェック

スピードチェック

◇標準仕様とは

お客様の「優先順位」と、業者の「売り」

我々注文住宅の業者は、よく、お客様に家づくりの優先順位をつけていただくことを求めることがあります。

これは、、詰まるところ、限りある予算をどのように配分しようかという意味が大きいのですが、でも、実際には、順番に関係なくとても大切にしたい要素ばかりなのが家づくりですよね。

家づくり全体で考えれば、より良いものをより安く提供したい、されたいということが大基本になります。でも、部分を見ていくと、より良いものを出来るだけ安く仕立てることと、決められた予算の中で出来るだけ良いものを選ぶこととは、ずいぶん違いが出てしまいます。

優先順位の高いものは、より良いものを出来るだけ安く提供し、そのほかのところは予算の中で出来るだけ良いものを選んでいき、結果として、少しでも良いものをより安く提供したいと考えるわけです。

ちなみに、この優先順位の上位を業者側が決めた要素がしめ、それを全面に出すと、それが住宅メーカーの「売り」となります。天然素材にこだわっているとか、地元産の木材を使うとか、○○構法だとか、免震やら制震やらその他諸々と。これらの「売り」が、お客様自身の優先度の高い要素と合致すればよいのですが。

◇注文住宅とそれ以外

請負契約では、選ぶのは建物ではなく業者!

萩森建設の扱っている家は、「注文住宅」になります。では、注文住宅とはいったいなんでしょうか?注文ではない住宅とはどこが違うのでしょうか?

もっとも大きな違いは、売買ではなく、請負であるということです。

注文でない住宅を買う場合、失敗せずに家を手に入れるには、「如何に良い住宅を選ぶか。」にかかっていますが、

注文住宅を依頼する場合、失敗せずに家を手に入れる方法は、「如何に良い施工を選ぶか。」にかかってきます。

注文でない住宅を買うことは、家という「物」を買うことですが、注文住宅では家を建てるという「行為」を買うことになります。

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「請け負わせる。」という手段を用いて欲しいものを手に入れるということは、なかなか日常では起こりにくいため、注文住宅の難しさの一つになっています。

(床屋さんや美容院で、気に入った髪型を実現するにはどうすればよいかということと、少し似ているかも。一生に一回で気に入ったものを手に入れなければならないことが違うところですが。)

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社長 萩森

地元に根付いて50年。 皆さんは家を「買って」いませんか? 家は「創る」ものだと考えています。 木の事はどうぞおまかせ下さい。

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