2012年12月21日
萩森建設がガレージハウスを計画するときに考えることをまとめました。
ガレージは、スパンを広くとる場合が多く、出入り口は基礎も大きく欠くため、構造的には厳しい条件になります。
建築基準法の範囲でチェックはかかりませんので、特別留意することなくガレージを計画することも可能ですが、構造的にはとても不安な物になってしまいます。
しっかりした構造計画のないインナーガレージは避けるべきです。
また、日常使いもする自動車用か、乗る機会は多くない自動車用かによっても大きく計画は変わります。一般的にガレージハウスは趣味性の高い場合が多いですが、それだけに目的が中途半端になってしまうともったいない空間になってしまう場合が多いです。
【目的を考える】
【手段を考える】
インナーガレージの計画は、構造的な検討と切っても切り離せません。広さはもちろんのこと、シャッターの形式、開口部や出入り口の取り方、ホイストなどの設置の有無、天井高さの設定、居室や上階との関係など、計画が変わればその都度、構造的な検討が必要ですし建物全体にも影響を与えます。
構造によっては、基礎の補強など思わぬ場所に費用がかかったりする場合もありますので、目的に合わせた計画と同時に無理のない構造計画を同時に考えないと不合理で不経済な建物になってしまう事もあります。
限られた予算や制限の中で、楽しい目的のカーライフを満喫するには、
ガレージハウスの計画には、そういったノウハウが必要です。