住宅ローンは、
インフレに強い
5問でわかる、住宅ローンと物価の関係
覚えておきたい、5つの視点
- 同じ名目の返済は、時間とともに「軽く」なっていく
- 物価上昇は、住宅ローンの実質負担を目減りさせる
- 分母(年収)が増えれば、住宅ローンの重みは自動的に小さくなる
- 物価が上がる時代、「待つこと」は買う力を捨てること
- 金利が物価を大幅に超えない限り、住宅ローンは時間の味方
住宅ローンは、デフレ時代の感覚では「重みが変わらない借金」でした。でも、物価が上がる時代では、返済の名目が大きく動かない範囲では、家計に占める割合は自然に下がっていきます。
「待ってから買う」より「今、住宅ローンを組んで買う」方が、構造的に有利になりやすい時代です。
※本クイズは、インフレ率2%/ベースアップ=インフレ率/金利水準=インフレ率+0.5%、という世界観での仮想シミュレーションです。この前提が崩れたときのリスクヘッジは、Q5の解説でふれています。
各問のふりかえり
ローンは敵か、味方か
「借金は避けるべきもの」というのは、デフレ時代に育った世代の体感です。物価が上がらない、給料も上がらない世界では、借金は重みが変わらないまま重く残り続けます。
でも、物価が上がる時代では、住宅ローンは構造的に借り手有利の側へ働く道具になります。返済の名目額が大きく動かない範囲では、家計の分母(年収)は増え、貯金の購買力は目減りする。「待つ」より「今買う」方が、相対的に合理的になります。
ただし、この構造が成立する条件は2つあります。
- ①金利の動きが、物価の動きに見合っていること(実質金利が大幅に上昇しない)
- ②自分の収入が、物価上昇に追いつく形で増えること(ベースアップが効く)
①は経済環境の問題で、現代の日本では基本的には成立する状況です。一方、②は職業・働き方による構造的な問題。あなたの収入は、物価上昇に追いつく形で増えていくでしょうか。
借入額や金利タイプを決める前に、将来の家計に占める返済の割合まで一緒に試算し、数字の見え方を共有してから資金計画を組み立てます。固定か変動かは、世界観・収入の安定度・家計のバッファをセットでみて、ケースごとに判断します。
お金のことを、もう少し話してみませんか
借入額、金利タイプ、固定か変動か、ベースアップの見通し、ご家庭の家計とのバランス。家ごと、家族ごとに事情が変わります。気になることがあれば、契約前にぜひ話しかけてみてください。
でも、物価が上がる時代では、住宅ローンは「時間を味方にする道具」として働きます。返済の重み(家計に占める割合)は、物価と給料の動きのなかで自然に下がっていく。
三択を5問、自分で選んでみてください。