萩森建設

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「崩れても平気なインテリア」のすすめ-

ストレスにならないオシャレを目指しましょう

YouTubeやInstagramを眺めていると、「こんな家、本当に住めるの?」と思うくらいカッコいいインテリアが、次々と流れてきます。
物は少なく、色数も抑えられていて、生活感はゼロ。あれはあれで、とても素敵です。

でも実際の暮らしはどうでしょう。

家族の荷物やランドセル、洗濯物、郵便物、趣味の道具、子どものおもちゃ…。
「おしゃれは我慢」とは言うものの、家族みんなが使う場所で、いつも完璧な状態を保つのはなかなか大変です。

ここで伝えたいのは、

オシャレをあきらめましょう、ではなく、
崩れてもあまりストレスにならないオシャレを目指しましょう
ということです。

そのために役立つのが、
「要素を増やしすぎない」という、ちょっとしたデザインの考え方です。

 
ガチャガチャしない大原則
ベースは「3つまで」
空間がガチャガチャして見える一番の原因は、
色・形・高さ(ライン)などの要素が増えすぎていることです。

そこでの目安が、

ベースになる要素は、だいたい3つまで
というルール。きっちり守る必要はありませんが、意識するだけでずいぶん整って見えます。

 
1. 色の「もう一つ」は、観葉植物の緑
色の基本は、

モノトーン(白・グレー・黒)
木の茶色(床や家具)
この2つをベースにして、
「もう一つ」だけ色を足すイメージです。

その「もう一つ」として、とても相性がいいのが 観葉植物の緑 です。

大きめの鉢植えを1〜2個
ダイニングに小さな枝ものを一つ
くらいにしておくと、雰囲気はぐっと良くなるのに、色は増えすぎません。

他に足すとしても、

くすみブルーのクッション
テラコッタ色の小物
など、布ものや小物で少しだけにしておくと、「まぁちょっと散らかっても平気」な土台になります。

 
2. 形の「もう一つ」は、少し“くにゃっ”
形の基本は、

長方形(テーブル・収納・ラグ)
丸(ローテーブル・スツール・照明)
この2つだけでも十分きれいにまとまります。

そこに「もう一つ」足すなら、
くにゃくにゃしたリーフのオブジェやトレイのような、少し有機的な形を一か所だけ入れてみるのがおすすめです。

リーフ型のトレイをローテーブルにひとつ
いびつな楕円のミラーを壁に一枚
といった程度なら、個性が出つつもガチャガチャしません。

ポイントは、

「もう一つの形」は、部屋の中で1〜2か所にとどめる
こと。あちこちに増やさないことで、ベースの整った印象が保てます。

 
3. 基準線は「通す」「増やしすぎない」
高さの印象を決めるのが、**基準線(ライン)**です。

分かりやすいところで言うと、

テーブルの天板の高さ
窓の下ライン(または上ライン)
大きめアートの下ライン
などです。

ここでのコツは、

どこか一つ、メインの高さを決める
その高さに、できるだけ他の要素も「そろえていく」
こと。

たとえば、

窓の下ラインと、大きめアートの下端をそろえる
近くの収納の天板も、できるだけ同じ高さに寄せる
といっただけでも、目線がスッとつながって落ち着いて見えます。

逆に、窓・棚・アート・ニッチなどの高さがバラバラだと、
部屋の途中で基準線が何度も切り替わってしまい、なんとなく落ち着かない印象になりがちです。

ソファの「肘のライン」も、実は効いてくる
ソファを選ぶときも、

肘のラインが太くてはっきりしているタイプか
細くて目立たないタイプか
で、部屋の印象が変わります。

肘のラインが強いソファを選ぶなら、その高さが一つの基準線になります。
近くの収納やアートの高さを、極端にズラさないようにすると、空間がまとまりやすくなります。

肘が控えめなソファなら、代わりに「窓の下ライン」と「大きめアートの下」をそろえるなど、
どこを基準線にするかを決めておくことで、あとから物が増えても崩れにくくなります。

 
完成させすぎない、という技術
ただし、ここで**やりすぎて“完成度を上げすぎる”**と、日常生活との相性が悪くなってしまいます。

インテリアを突き詰めていくと、

「あとは生活感のあるものが一つでも入ったら崩れてしまう」
という、ギリギリの完成形に近づいていきます。

でもそこでぴたりと止めてしまうと、
毎日の郵便物、子どものプリント、洗濯物、ランドセル、趣味の道具たち…
それら“暮らしの現実”は、すべて「はみ出し要素」になってしまいます。

そうすると、

ちょっと物が出ただけで一気にガチャガチャに見える
きれいな状態を維持できないことがストレスになる
「片付けなきゃ」が常に頭にある
という、しんどい状態になりがちです。

そこでおすすめなのが、

あえて「少し余白を残した完成度」で止めておくこと
です。

 
日常を「アクセサリー」として受け止める
ファッションでいうと、

白いシャツとデニムをベースに決めておいて
その日の気分で、靴やバッグ、時計、ストールを変える
そんなイメージに近いです。

ベースのコーディネートがシンプルに整っていれば、
多少アイテムが増えても、全体はそれなりにまとまって見える。

部屋も同じで、

ベースの「色・質感・形・ライン」を3つくらいに整理しておく
そこに乗ってくる日常のモノたちは、「アクセサリー」くらいにゆるく考える
このくらいの距離感で付き合えると、

「今日はちょっと散らかってるけど、まぁ、これもこの家らしさかな」
と、いい意味であきらめがつきます。
“理想の写真”から少し崩れても、自分を責めなくて済むデザイン、という感じです。

 
まとめ - 完璧じゃないから、長く好きでいられる
SNSで見るような“完成された一枚の写真”は、見る分にはとても楽しいものです。
でも、そこに長く暮らす家族がいるなら、

ベースの要素は3つくらいにしぼる
基準線を決めて、増やしすぎない
完成させすぎず、少し余白を残しておく
日常で増えるモノは「アクセサリー」として受け止める
こんな「崩れてもストレスになりにくいオシャレの土台」をつくっておくと、
多少散らかっても、理想どおりの家具が全部そろっていなくても、
「まぁ、これでいいか」と思える心地よさが残ります。

がんばって守らないと壊れてしまうインテリアより、
暮らしの変化や生活感を少し受け止めてくれる、懐の広いデザイン。

そんな考え方を、家づくりやインテリアの打ち合わせの中でも、
お客さまと一緒に育てていけたらうれしいです。

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